INTRODUCTION

研究会紹介

沿革

京都漢方研究会は平成3年5月、京都の漢方医学の先達が中心となり、近代における新しい漢方医薬学を本格的に学べる研究の場として創設されました。

本研究会の趣旨と目的

共催 日本生薬学会

近来、漢方薬物療法は医療体制の中で大きな実績をあげ、社会的にも評価を得てきました。然し、最近の漢方を取り巻く環境は、病名診断にもとづく「病名漢方」、さらには西洋医学的な考え方で漢方エキス剤を使用する「西洋漢方」等、漢方の治療法にも偏向がみられ、ついには副作用問題が大きな社会問題として取り上げられ、伝統的な漢方の本質をまどわし、漢方の正しい進展をも阻害するのではないかと危惧いたしております。
このような漢方界の厳しい状況の中で、京都漢方研究会は21世紀における新しい漢方医薬学を本格的に修得できる研究の場として、

  1. 日本漢方の伝統を受け継ぎ、基本から系統的に一貫教育を実施して、実力のある漢方家を育成する学習内容
  2. 薬師としての正しい薬物選定の技術、方技を修得し「わかる漢方、使える漢方、効く漢方」を実践可能にする
  3. 近代漢方医薬の進歩発展に対応し得る豊富なカリキュラムを採用する
  4. 最少時間で最大効果をあげる漢方学習法を構築する

等、基礎と応用の両面から着実に学んでゆくことを目的として活動を続けております。

本研究会の講師陣は、幾多の漢方医薬学の実力者の先生方を中心に構成されております。貴重な東洋の知的遺産、東洋医学と日本の医薬学の背骨である漢方の真髄を直接学べる機会は、これを逃しては二度とありません。これから漢方の学習を始める方、今までの勉強で漢方がわかりにくい方、より深く勉強したい方は、この広き門から入って下さい。必ずや道は開けます。

昨年度よりカリキュラム内容を更に増強し、多彩な自主研修を組み入れ、漢方薬・生薬認定薬剤師必須研修実施機関として、より充実した講座内容と致しました。

学習方法と内容

漢方医薬学の基礎学習

  1. 漢方の基礎的考え方とその応用
  2. 漢方方剤の正しい選定

主要漢方薬物学習

  1. 生薬の選品と鑑別
  2. 生薬の薬能
  3. 生薬・漢方製剤の品質と安全管理

疾患別漢方処方の解説と応用

漢方治療の症例研究

薬用植物野外研修

課外学習(古典研究、症例研究、薬用植物研究、食養研究)

京都漢方研究会 第 34 期2024年4月~2025年3月
講座カリキュラムはこちら↓のページをご覧ください。

京都漢方研究会第34期カリキュラム

https://kyotokampo.jp/curriculum/

京都漢方研究会 役員一覧

顧 問

河上 英治、宮川 喬行

相談役

川西 史明、木島孝夫、谿 忠人、三谷 和男、山崎 正寿、吉川 雅之

会 長

中田 敬吾

理事長

松田 久司

副理事長

阪本 浩章、細野 靖之

理 事

伊藤 謙、犬伏 壮一郎、上田 玖季、奥澤 文敏、垣本 克則、酒井 孝征、清水 涼、関田 倫彦、高橋 宏和、徳永 潤子、西浦 真理子、西邨 正展、中村 亜紀、松田 三好、森川 敏生、山添 京子

監 事

名和野 明男、西浦 真理子

定例学習会

原則として毎月第2または第3日曜日午前10時から午後4時まで、基礎、薬物、臨床研究を学習。7回以上(特別講演会を含む)出席の方には履修証書を授与します。

受講資格:原則会員のみであるが、京都薬科大学との共催日にあたる9月度~12月度例会については、大学側で募集した受講者の参加を認めるものとします。
他に非会員であっても年間1回のみ、また、漢方薬・生薬認定薬剤師は必須研修認定講座として年間2回まで受講できます。(コマ数単位数に関わらず1日に付き受講料5,000円)。

入会手続

入会案内ページをご覧ください。

申し込み先

入会案内ページをご覧ください。

会場

会場・アクセスページをご覧ください。